秋のために

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やっと涼風が吹くようになりましたので、
Tシャツから薄いセーターに変えたくなりました。
夏っぽいバッグもお休みさせて、
新しいものを作りたくなったので手持ちの布を調べました。
この夏ハワイ島で求めたフランネルのぼかし染めと、
ツイード風の織柄木綿の組み合わせはどうかしら?
バッグのサイズやパターンのデザインはどうしようか?など
しばらく遊んでから、作品をお目にかけましょう。

気がつきにくいプレート

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うちの軒下に数年前からこのプレートはかかっていますが、ノウゼンカツラの茂みに覆われるので、夏はほとんど目立ちません。
葉の落ちるころから、何の看板?とわざわざブザーを押してたずねるひともあらわれます。
そのころから、キルトのしやすい季節になります。夏にアップリケをしたトップを広げて、綿を抱かせ、フープも出して、さあ、キルト針にも糸を通しましょうか。

Lei

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ハワイへ訪れると夕方からの集いには、是非レイをつけましょうと、ハワイ在住だった同行の友人がいいます。初めのうちは、多少恥ずかしく思いましたが、最近はレイをつけると何故か穏やかで、エレガントな気分になります。花から漂う香り、ひっやとする花の感触は、ハワイ独特もので、それを楽しめるようになりました。
レイはたいていマーケットのクーラーケースに飾ってある生花のものを、あれこれと吟味しますが、豪華ではなやかなレイ、シンプルで香りのよいレイ、彩りがかわいい実と花のレイなど、楽しい惑いのひとときです。
傷めないようにすれば、3日や4日はもちますからケースにいれて冷蔵庫で保管します。
7月にはこのレイをつけました。次回はレイをきれいにそして上品につける学習をしたいとおもいます。

アップリケ

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ご存知のようにアップリケは布地のうえに切り抜いた別の布をとめつける手法です。ハワイアンキルトでは、アップリケの針仕事がとても大切で、パターンの魅力を左右しますから丁寧にするし、時間もかけます。それでも、全部がよできることはありません。救いはキルティングでいくらかカバーして、目立たなくします。先日、本物のタヒチアンキルトのアップリケの手ほどきを受けて、美しく、繊細なラインがだせることをしりました。それには、布のえらびかた、布目の扱いは慎重にする、切り込み位置に注意など、なるほどと思うことがあって目からうろこ、でした。キルティングをしない伝統的なタヒチのティファイファイはハワイアン キルトとは違って勝負はアップリケ!!この写真ははじめて仕上げたわたしのティファイファイです。パターンはタヒチアンハイビスカスで、デザインはロクサーヌです。

リンネ草

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高山植物のリンネ草の花のペンダントとフィンランド発行の切手です。
小さなピンクの花で、糸のように細い茎が二つに分かれてその先にひとつづつ、下向きに花をさかせます。
以前、写真を見て、いつか実物に遭遇したいと願っていました。
偶然、森の中をトレッキングしていて見つけたときのうれしさは、忘れがたい思い出です。
ハワイアンキルトのパターンに小さな花のナウパカやジャスミンがあるように、リンネの可憐な花を、デザインをしたいと思っています。
花にぴったりのピンクの布を、まず探さなくては!

レリーフの壁

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いままで気がつかなかったのですが、ホノルル空港の
壁の一部にレリーフのタイルが使われていて、その
モチーフがパンノキや骨のつり針、タパ模様や波など
ハワイの特徴を生かしています。なんだかほっとする
気持ちになりました。出発待合室25あたりの通路の
壁です。ほかの場所にもあるかもしれませんね。

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ソーイングベルト

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昨年の夏に知り合った、ホノルル在住の日系の女性
マリアンさんからのプレゼントが届きました。
写真がそのものです。首にかけるお裁縫箱ともいえる
キルターにはとても便利なものです。彼女の手作りで
かわいいオーナメントも同封されていました。キルトに
必要な鋏、糸、ピンクションなどは、使いやすい位置に
つけて、これを首にかけるとすべてOK!キルト中に
鋏や糸が行方不明ということもなくなりそうです。
わたしは現在、うれしく使っております。

HONU かめのバッグ

A4サイズを入れるのに丁度よいバッグを作りました。
パターンはかめ、HONUです。
ハワイの島では、思いがけない時にかめと出会います。
海岸を歩いていると、ちょっと向こうに大きな石がある、
何か?と近ずくとかめさんが眠っていました。
オアフ島ではホテルの上階のラナイから海を見ていると
海面のあちこちで波立つ様子が人の泳いでいるのと
違います。しばらくしてそれがかめ達だとわかりました。
まるで仲間達と遊んでいるようだした。
朝、昼、晩に食事をするのではなく海藻があるところ
で、好きなときにたべる、そんな自由でマイペースな
くらしに魅かれるものがあります。そんなことを思い
ながら、夜の海を泳ぐかめのパターンをつくりました。

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さくら

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昨年の2月、シャロン バライさんのいらしゃる
クラブのハワイアン キルトの作品展がハワイ島の
ワイメアでありました。
 当日は横殴りの風と雨で、とても寒くて
ここがハワイ?と疑うほどでした。だんろで燃やす
薪のにおいが煙突から、街道に流れて鼻をくすぐります。
ふと見ると、花はあまり咲いてはいないけれど、木の肌は
桜と思える木がありました。それに、ワイメアの街道沿いにも
同じように見える木が並んでいるところがありました。
強風に耐えているのか、みんな斜めにかしいでいます。
まだ若い木なんでしょう、しなやかさで横殴りの風を
かわしているようにおもえました。花はピンクで一重。
キルトショウで見たシャロンさんのデザインの桜は
満開の桜でした。
 

 

tulip

先週からハワイアンキルトを始めた方からいただいた
チューリップです。

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固い蕾のときは葉っぱと同じグリーンで、
先だけが小さく赤でしたが
グリーンが黄色になり、赤いところがおおくなり、
はなびらのまわりがのこぎりの
刃のようにギザギザになってゆく様子は、フシギでした。
チューリップは大好きで、いくつかパターンをデザインしました。
早春になると壁にかけて眺めます。
タイトルは 《春うらら》 です。

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